取材で感じたこの会社の魅力
社会を支える貢献度・使命感がやりがいに
宇都宮塗料工業では横断歩道や標識、防護柵、カーブミラーの施工や橋梁、横断歩道橋など構造物の塗装及び資材卸を手がけている。また、橋梁など大きな構造物の塗装工事や工業団地の廃水処理関連の業務など、事業領域は実に幅広い。これらの仕事は社会インフラを維持する命綱であり、仕事そのものが社会貢献だと言えるだろう。同社の社員はそれを自覚し、使命感を持ちながら誠実に仕事に取り組み、それをやりがいと感じている。

家族的な温かさでお互いを思いやる社風
同社には経験豊富なベテラン社員が多く在籍しており、新人や若い社員に対しては、専門分野ごとに指導ができるだけでなく、さまざまな心くばりが見受けられる。例えば、仕事を教える際には、ただ教えるだけでなく違う考え方も示しながら、自ら考えるよう導いてくれるという。現場のムードを和らげる言葉を交わす光景もよくあり、まるで部活動のような明るい結束感で仕事に取り組んでいる。そんなアットホームな社風も魅力的だ。

未来への責務としてSDGsに積極的に取り組む
同社が行動目標として積極的に取り組むのがSDGs(持続可能な開発目標)だ。まずは横断歩道橋などの延命技術施工への取り組みなど「住み続けられる町づくり」。現場美化の推進やリサイクル活動による「作る・使う責任」の実施。資格取得や継続的な学習機会の創出による「学び続ける環境づくり」。社員のやりがいを作り出す組織づくりや各種研修制度の実施。そして、貧困撲滅のため、各種募金活動への協力も行っている。

スタッフ満足度が
高い理由とは?
安定的に仕事があるという安心感


道路インフラを支えるという、社会に不可欠な仕事を基幹とする同社からこそ「この仕事はなくならない」というのが、社員の共通した認識だ。横断歩道や道路のライン、歩横断歩道橋、橋梁などの構造物は常に風雨にさらされており、日々磨耗・消耗している。したがって、劣化した状態では安全を脅かすことから、新規の塗装工事以外にも常にどこかで修繕塗装が行われているのだ。また、今後発展していく車の自動運転においては、道路のライン認識が必須となる。こうした社会的に必要な仕事であるという点で、将来的な安心感が得られると社員は感じている。
福利厚生の充実「どうしても休みたい」時に融通がきく


SDGsの取り組み目標として「働きがいも経済成長も」を掲げる同社だからこそ、仕事に対する責任を持って、お互いに協力する組織づくりを進めている。例えば、家族を持つ社員が多くを占める同社では、子供や家族の行事、通院などの都合で休みを取りたいときに有給が取りやすく、出退勤時間の融通も利かせてくれるという。お互いの事情を配慮して柔軟に対処してくれるところはありがたいと、皆が口にする。また、福利厚生として毎月1回のマッサージ業者の来社、誕生日にはクオカードの進呈、資格取得の人的・金銭的サポートなど手厚い。また、仕事道具の新調に積極的なことも働きやすさにつながっている。
お互いを支え合う、家族のように温かな人間関係


同社工事部の現場に同行して感じたのは、和やかなムードであることだ。もちろん、道路上の工事であるから、作業時の安全を確保しながらの作業であることは言うまでもない。毎朝朝礼時には作業の危険予知活動を欠かさず行っている。しかしながら、張り詰めた緊張をほぐすかのように、ベテラン社員がかける言葉は温かい。それを伝える逸話がある。新人の頃に工事部の現場研修を3ヶ月体験したスタッフは、チームワークが良く和やかな現場の雰囲気が楽しくて、研修後に現場から離れるのが寂しく感じられたという。お互いがかまい合い、家族的な温かさに満ちた職場だ。
スタッフに聞きました!

菊田 響
【在籍年数】1年7カ月
【配属】工事部
- Q1. 選んだ理由
- 就職先を探す際に希望していたのは、自分の体を使う仕事であること。そして、将来的に仕事がなくならない業種であることでした。その点、この会社の仕事は今後も社会に必要とされる仕事だと思いました。学校で求人票を見てまずは見学に行きましたが、現場で働いている人たちが笑顔で仕事をしている様子を見て、ここで働きたいなと思って応募しました。
- Q2. 好きなところ
- 目標にできる先輩たちがいることです。工事中にはお客様への細やかな気配りなど、先輩たちの仕事ぶりをいつも見ていて、いつもすごいなと思います。自分も徐々にさまざまなことに気付くようになり、できることが増えてきたので嬉しいです。
また、この日はどうしても休みたいという時には、事前に申し出れば調整をしてもらえるので助かりますね。子どもの学校行事などで休む人も多いので、皆お互いに協力しあって都合をつけています。
- Q3. 上司はどんな人?
- 先輩たちはダメなことはダメとはっきり言ってくれます。そして、その理由も明確に示して丁寧に指導してもらえるのでありがたいです。さらに、ただ教えるのではなく、異なる考えも示してくれますので視野も広がります。先輩からは「自ら考える」ということを教えてくれていると感じました。また、作業中体調不良になった時には先輩たちがすごく気遣ってくれてありがたかったです。
1日の仕事の流れ
- 7:00
- 出社
班、施工場所、段取りの確認を行います
- 7:30
- 朝礼
当日の予定、KY活動、特記事項の報告・確認
- 7:45
- 移動
運転可能な車種の場合は率先して運転
- 9:00
- 作業
作図、掃除、散布機塗布、施工補佐、片付け等現場に合わせて行動します
- 12:00
- 昼食・休憩
- 13:00
- 作業
午前中の作業の続きです
- 17:00
- 帰社/退社
施工車の片付け、明日の段取り、日報作業を行い、上長へ報告・確認を行います

佐々木 勇介
【在籍年数】4年
【配属】工事管理部
- Q1. 選んだ理由
- 職場を探すにあたり、栃木県内の中小企業での事務職を希望していました。私自身は大手企業よりも、少人数で社員みんなの顔が見える会社がいいなと思っていたので、事業規模が大きければ良いとは思いませんでした。また、事業内容が道路のライン工事など生活に欠かせないインフラを手がけているので、安定した会社だということも選んだ理由です。
- Q2. 好きなところ
- 社員同士仲が良く、アットホームなところが好きですね。部署は分かれていますが、工事部の人も現場仕事が終わると話しかけてくれたりするので、部署ごとの壁がなく風通しが良い会社だと思います。今年から所属が異動になり、施工管理の仕事を勉強中です。有害物質に対する対応や飛散防止などを意識するようになり、市民の安全に貢献していることを、これまで以上に感じるようになりました。やるほどに仕事に興味が湧いてきます。
- Q3. 上司はどんな人?
- とにかく「すごい」の一言です。発注元である役所からの信頼も厚く、仕事量も半端なくこなしているので、今の自分にはとてもかなわないなあと感じます。だからこそ目標となる存在であり、日々先輩の仕事をよく観察しています。また、当社にはさまざまな専門的スキルを持つ先輩方がいるので、勉強になりますね。わからないことがある時はすぐ聞くようにしています。
1日の仕事の流れ
- 6:00
- 出社、現場へ出発
日によって出社時間は異なります
- 7:00
- 朝礼
当日の予定、KY活動、特記事項の報告・確認
- 8:00
- 作業
工程管理の仕事をします
- 12:00
- 昼食・休憩
- 13:00
- 作業
午後の業務開始です
- 16:30
- 撤収
施工車の片付け、明日の段取り、日報作業を行い、上長へ報告・確認を行います
- 18:00
- 帰社
その日の現場写真整理、翌日の段取りの相談などを行います

柿沼 駿介
【在籍年数】8年
【配属】工事管理部
- Q1. 選んだ理由
- 大学を卒業した頃は東日本大震災の直後で、採用を控える会社が多い状況でした。そんな中、栃木県の合同就職説明会で弊社に出会いました。最初は何をやる会社かピンときませんでしたが、会社訪問をして仕事の内容を理解すると、社会インフラに関わる安定した仕事だと知りました。ただ、同時に厳しい仕事であることも察しました。でも、これまで自分に甘い環境で過ごしてきたからこそここで働きたいと、自分なりに覚悟して入社しました。
- Q2. 好きなところ
- 入社して3ヶ月工事部で現場工事に携わりましたが、覚悟して入社したものの、想像以上に大変でした。でも、それを払拭してくれたのが先輩たちの存在です。明るくて社員同士の結束も固く、後輩によく声をかけて気遣ってくれました。現場を離れることになった時には寂しく感じたぐらいです。仕事でわからないことがあっても、初めの頃は聞くのをためらってしまい、怒られることもありました。でも、聞けばすぐに教えてくれますよ。
- Q3. 上司はどんな人?
- 弊社にはそれぞれに得意分野を持つプロフェッショナルが多いので、分野ごとに先輩たちから教えてもらい、吸収していくことができました。営業部に異動になると「いろんな人のやり方を見て、自分のやり方を見つけなさい」と言われ、最初は戸惑いました。でも、ベテランの先輩たちが役所で自分より若い担当者に頭を下げ、きちんと対応する後ろ姿を見てきたことで今の自分があると思います。
1日の仕事の流れ
- 7:00
- 出社
- 7:30
- 朝礼
1日の業務の流れを確認します
- 7:45
- 業務
県・市町の土木事務所や県警との打ち合わせ、現場調査、書類や図面の作成など
- 12:00
- 昼食・休憩
- 13:00
- 業務
午後の業務の開始です
- 17:00
- 退勤
1日の業務をまとめて退社します
経営陣に聞きました!
