栃木県の経済の特徴・
産業の特徴
栃木県は農業産出額が全国第9位、製造品出荷額等は全国13位といった、全国でも有数の産業活動を行う県となっております。
(栃木県HPより)
今回は、栃木県の経済の特徴・産業の特徴についてご紹介したいと思います。
栃木県の主要農産物
栃木県で収穫量全国1位を誇っているのが「いちご」「かんぴょう」「二条大麦」です。ほかにも、「にら」「こんにゃくいも」「生乳」は全国2位、「梨」「シクラメン」「あゆ(漁獲量)」は全国3位となっております(平成28年、二条大麦は平成29年)。この中でも特に「いちご」は昭和43年以降ずっと全国1位を維持しているという、全国でも有数のいちご県です!「とちおとめ」というブランド名は全国でご存知の方も多いのではないでしょうか。他にも栃木県では「とちひめ」「なつおとめ」などの品種が栽培されています。 栃木県の土地利用の割合をみても54.5%が森林、19.4%が農地、8.0%が宅地となっており(平成28年栃木県総合政策部調べ)、平地は主に農地として利用されております。
栃木県のものづくり
全国13位の製造品出荷額などを誇る栃木県ですが、県内総生産に占める製造業の割合が全国3位(平成26年)、工場の立地件数が全国6位(平成29年)、工場の立地面積が全国2位(平成29年)と製造業が大変盛んな県だといえます。関東地方に属する栃木県はその立地を生かし、首都圏の有力企業の誘致を進めています。
栃木県の代表的な工業製品は、自動車工業、飛行機の主要部品、医療機器など。液晶テレビ受信機、カメラ用交換レンズ等は出荷額全国1位を誇ります。
他にも益子焼、結城紬等の57品目が栃木県伝統工芸品に指定され、伝統工芸品も作られています。
栃木県の観光業
観光業は、特に日光・那須・鬼怒川などで盛んです。世界遺産・国宝建造物にも登録されている「日光東照宮」、他にも国宝建造物・国宝美術工芸品、国の重要文化財など、栃木県には歴史上重要なスポットが多々あります。宇都宮県立自然公園等の県立公園、国立公園、県営都市公園といった自然豊かな公園もたくさんあり、鬼怒川温泉といった有名な温泉地もあります。
栃木県は、平成29年4月より「とちぎ観光おもてなし条例」をスタートさせました。国内外の人々を栃木県内に呼び込むなど、「観光立県とちぎ」の実現のために定められた条例です。観光業にも力を入れたい栃木県の政策に今後も期待です!
豊かな自然から生まれる農作物、首都圏に近い立地を生かした工業地域の形成、世界遺産等の観光地…栃木県には魅力的な産業がたくさんあります。ぜひ、魅力たっぷりの栃木県に足を運んでみてください。