栃木県の歴史・地理的な特徴

県の歴史・
地理的な特徴

関東北部に位置し、群馬県・茨城県に挟まれている栃木県。県庁所在地である宇都宮市は栃木県のほぼ中央にあり、人口50万人を超えて市街化が進んでいます。今回は、栃木県の歴史や地理的な特徴についてご紹介致します。

栃木県の歴史について

古くは毛野川(現在の鬼怒川にあたる)の流域一帯に「毛野国」があり、上下に分かれた後に「下毛野国」と「那須国」が合併して「下野国(しもつけのくに)」が生まれたとされています。

現在の「栃木県」になるまで

戊辰戦争が終わり明治時代を迎えると、真岡代官領が「真岡県」となり、日光神領と合併して「日光県」となりました。明治維新後に廃藩置県が行われ、全国においてこれまでの藩がなくなり県が置かれることになりました。明治4年11月、下野国の北部に「宇都宮県」、下野国南部に上野国の一部が加わった「栃木県」にまとめられました。なお、このとき「日光県」は「栃木県」に合併されています。その後「上野国」の一部は群馬県に入り、明治6年6月15日に「宇都宮県」と「栃木県」が合併し、現在の栃木県が生まれました。最初の県庁所在地は「栃木町(現在の栃木市)」でしたが、明治17年に「宇都宮町(現在の宇都宮市)」に移転しています。明治22年は栃木県内の市町村が171(市0、町26、村145)ありましたが、平成の大合併も経た現在の市町村の数は25(市14、町11、村0)となっております。

栃木県の地理的な特徴

栃木県は関東地方に属しており、その中でも群馬県・茨城県と合わせて「北関東地方」に属しています。また、東北地方と首都圏の間に位置しており、東北新幹線や東北自動車道等で両者を結ぶ重要な役割を果たしております。

栃木県内は日光や那須などの「県北エリア」、宇都宮市を含む「県央エリア」、小山市や佐野市などの「県南エリア」に分けられることが多いです。「県北エリア」は日光連山などの山々があり、「県央エリア」「県南エリア」は関東平野の北部に位置し、市街化が進んでいます。

都心から宇都宮までは約130kmの距離です。車で約2時間、新幹線では約1時間弱でたどり着きます。首都圏へ移動する際、東北自動車道や東武伊勢崎線・東武日光線は群馬県を経由し、東北新幹線や国道4号線等は茨城県を経由しています。栃木県民の主な移動手段は車であり、自動車保有率は全国3位となっています(自動車検査登録情報協会調べ)。ちなみに全国1位は同じ北関東の群馬県です。

北関東3県の真ん中、東北地方と首都圏の間、各地方と繋がっている栃木県。自然豊かな山や観光地が魅力の「県北エリア」、首都圏にも程よく近い宇都宮市を含む「県央エリア」、新幹線が止まる小山市・佐野ラーメンやアウトレット・あしかがフラワーパークなどのグルメや観光にも力をいれる関東平野の「県南エリア」。魅力たっぷりの栃木県にぜひ足を運んでみてください。

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