積水ハウスとの関係が育む 品質へのより高いこだわり

 1960年に鉄骨住宅を発売した積水ハウスがその技術を活かし、大開口の空間作りを実現した木造注文住宅シャーウッド(SHA-WOOD)。この建物には集成材が用いられており、その理由は集成材の高い品質と安定供給ができる点にある。木材一本一本の強度の安定性は正確な構造計算を可能とした。さらに柱と梁を接合するメタルジョイントシステムの採用で接合部も強化されたことから、シャーウッドは従来の木造空間にはない大空間や開口が可能となり、安全性と意匠性・快適性にも優れた空間が実現した。しかし、このプランで必要とされた梁背45センチの大型集成材は同社の従前の設備では対応が難しかったことから、アウトソース先としてマッチングしたのが栃木県集成材協業組合だった。

 企業理念に「品質に誠実・社会への貢献」を掲げる栃木県集成材協業組合は品質に並々ならぬこだわりと自負がある。それは、同組合の大断面構造用集成材が、積水ハウスの求める高い品質基準に長年応えてきた歩みが物語る。また、素材開発において協働してきた積み重ねが品質へのプライドを高めていったことも確かだろう。