地域のネットワークを構築 多職種連携で存在感を発揮

今後国の政策で、地域における健康管理を担う体制作りが進み、これまで病院の至近にあった調剤薬局は患者の日常生活圏へと移動する方向だ。厚生労働省は「健康サポート薬局」を定め、その薬局は健康時から患者を日常的にサポートして、病気予防や投薬情報の一元管理を図るとともに、在宅介護においては医師や介護関係者たちと連携して患者を支える役割を担う。薬剤師は地域包括支援センターや医師、介護関係者など多職種チームの一員としてコミュニケーションを行なうことも求められるだろう。そこで同社では2年前ほどから地域へと出向いてお薬相談会や健康セミナー、キッズ薬剤師体験などを行い、地域住民や医療・介護従事者との接点を作っている。地域支援事業部の村田良実さんは最近、地域医療を担う一員として薬剤師への期待の高まりを感じているという。「今までの薬局は患者さんが来るのを待つだけでしたが、健康なうちから長期に患者さんと関わることで、適切な服薬・健康管理を行なうことができます」と前向きに捉えている。また、同社では管理栄養士もおり、栄養指導なども一体的に提供可能だ。「今後は癌やアレルギー、自己免疫疾患といった疾患に対応できる専門薬剤師といったスペシャリストの育成も必要です」と話す村田さん。専門性に磨きをかければ活躍の場はさらに広がりそうだ。住み慣れた地域で誰もが健康で安心して暮らせる社会に貢献する。そのための人材育成に積極的に取組むピノキオ薬局の躍進が期待される。